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ソノヘソ 


へっぽこな日々のこととその場の思いつき
by ソノヘソ

本物を手に入れるために一歩前へ出る勇気

小説・詩・読み物


そこまで親しくないメンバー内で
新しいイベントを提案するとき
気が重い
重いけど、思いついたのだからと
目立たないようにそーーっと提案してみる

別に攻撃する人なんかはいなくて
好意的な反応だったり
さらなる提案が返ってくる
興味のない人は無視するだけ

私はなにに対して気が重かったのだろうか?

拒絶が怖い
そんなイベントがしたいの?とバカにされるのが嫌だ
一人だけ張り切ってて気持ち悪いと敬遠されたくない

自分を守っているのだ
自分を守って相手を妄想の中で悪者にしている
いや、悪者というと言葉がきつすぎるかな
相手を通じあえない異物と思いこむ

イベントについてさらなる話をして詰めていくとき
「わたしもこういうテーマでやってみたいと考えていた」
「こういう発想は自分もあったけど行動に移さなかったよ」
と言われる。
それも、何人もの人に

じゃあ、やれよ。
と行動に移した私は思う。
やればいいじゃないか、簡単だよ
と、提案するときあれだけびびっておきながら思ってしまう。
行動しなかった人たちはなにが障害になったのだろう。
能力もあるし、努力家だし、人の話をよく聞く。
こんなイベント簡単に思いつくだろう。
でも、実際に行動したのは私だけ。
なにが違う?

否定されるかもしれないというリスクをとらなかった。
思いついて、それを心の内で弄んでいるうちは
誰も傷つけない、何の評価もされない安全な世界
でも、それをいったん外に出すとなれば
批判や無理解にさらされることも覚悟しないといけない
その厳しい世界に飛び込むのをためらう
能力ある人なのに勇気がなかった
それだけの違いだ

思うこと、考えつくことはいっぱいあるのに
それを外に出すことを恐れる
私もそうだけれども、でも深呼吸して「えいや!」と出す
出さないと後悔するとわかっているから

思いついているのに
「まだ資料が集まってない」
「構想が甘い気がする」
とか言い訳して形にしないでいたら
よく似たアイディアのよりすばらしいものが世に出る

心臓が締めつけられるくらいの後悔だ
わかっていたのに、なぜやらなかった
これでもう、このイベントは私はできない
やるとしたら抜本的に変えないとだめだ
さようなら、私のアイディア

だから、出す。
固め整えていくのは後からでもできる。
まずは思いを表に出さないとはじまらない。

ズーニーさんコラムの「今、リスクがあっても手にしなければならない本物はなんだろうか?」
を読んで思った。
私の場合はリスクがあっても手にしなければならないのは
思いつきを外にさらす覚悟だ。
そうしなければ二番煎じを苦々しい思いで受け入れるか
他人のアイディアにのっかるだけの虚しさを味わうことにある。

もちろん先達の意見を学ぶことや
他人立案のもので、どう関わっていくか考えることも大事だ。
けど、自分がわかっていた、思いついていたのに
勇気がなかったからやらなかった
その状況が嫌なのだ。
偽物の自分で世界へ関わっているようにさえ思え
力が抜ける。

本物は、本物の感情を素にしないと手に入らない。
何度も失敗して、これだけは確かかな、と思っている。
by sonoheso | 2011-12-08 14:53 | 考える筋トレ部
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