ソノヘソ 


へっぽこな日々のこととその場の思いつき
by ソノヘソ
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カテゴリ:考える筋トレ部( 16 )

ありのままって難しいわ

ありのままの自分を認めて欲しい。

ありのままの自分じゃ、全然駄目だ。

弱っているとき人は
どちらかの極にふれる。
自分を受け止めていないって意味では
どちらも同じ
たぶん。

私は「全然駄目!」ときーきーなる
新しい素敵な武器が欲しくて走り回る。

だけど、この間
発声の先生に言われた
(長時間、話すことがあると声が枯れるのでどうにかしたかったのだ。
別に唄わない)
「ありのままの自分を受け止めないで、誰を受け止められる」
「頑張りすぎです。声には全てがでるんですよ」

がんばってるねえ。確かに。
肩とか、かっちかちやでー。

力抜かないと、ちゃんと体が共鳴しなくて
声はこもる。もしくは声帯に負担がかかる。
だから程よく脱力。

力を抜いて出した声は
よく響いた。よく通った。

そぎ取る方向に進むと
気づかなかった変な癖やら、こわばりを
いちいちほぐして、外していかなきゃいけない

そのままの自分
になるのも、こう固まってくると一苦労
by sonoheso | 2012-03-23 10:00 | 考える筋トレ部

どこでも負けないと決めてる人

ブログ

着物が好きなんですけどね
油断したら台風の日でも着たくなる
シックなものからアホな柄まで
どんなものでも着てみたい
(ただし自分にある程度似合うもの)

で、着物狂の集まりみたいなものもある
別に集まったからといって
銀座を練り歩いたり
周りの人に布教したり
衣装自慢なんかしません

マイノリティらしく
マニアックな情報を交換しあい
マーベラスなお料理を食べて満足して帰ります
おとなしいものです

いろんな状況にある人が集まる場で
ふつうに生活したら知り合いにならない人種
学校では友達にならなかったであろう人種
この場では一応会話が成立するけど他では無理であろう人種
と会うチャンスがある

その中の一人と会話をしていて
いきなり刃物のような言葉を振りかざされて
驚いた
要約すれば
「あなたのスタイルはこだわりすぎですね。
人からよく思われたいと考えたりします? 
あ、ワタシはこだわりがない人なんで、どう思われようとかまわないんですよ」
みたいな。
 
えええ?
とたじろぎ、その場は笑顔でやりすごした。
集まりの冒頭で取りまとめ役が
「着る勇気が第一ステップ、
こだわりを持つ楽しみが第二ステップ、
そして最後が着こなして誉められない境地、
そんな境地にわたしは達したいですね」
と挨拶をして
境地に達しているように見える何名かの名前を挙げていた
乾杯のあとみんなで
褒められないなんてそんなこと考えたこともなかったね
着るのが楽しいだけでね
やっぱ取りまとめ役は哲学があるよ
みたいに話していた。

そんな話題の後
わざわざこだわりなどと言ってくる

私はなんでこんなに驚き
刃物のようなおっかなさを感じたのか

実は私は第二段階にいないと思っていた?
(勇気とかいまさらだし、でも褒められない境地ってなー)
いきなり彼女と比較されたから?
(ここは単なる趣味の場なのに順位かよ)
すきでやっていることに他人に口だしされたから?

すてきに上から目線
まあ、実際高いところにいるんでしょう
素晴らしい鑑定眼があるのでしょう。
それでついつい
「あなたはそれくらいの段階にいることをふまえ、
精進したほうがよいですよ」
と忠告したくなったのだろう。

実に親切
実に無私の精神

って思わないよ。

やれやれ、どうして変なスイッチ押してしまったかな
思い出してみれば

相手「きものに限らず服ってもんは着る回数が多ければ様になるもんですよね」
私 「ハマりはじめの熱中度はやばいですねー」
相手「ワタシは昔から全体を把握して、その上でベストのコーディネートするんです」
私 「へー。私なんか学校にも着ていってましたよ」

みたいなことを言った。
それかな
彼女の方が着ている歴史が浅い
よって自説からすると自分が下になってしまう
むむむ
でもワタシの方がわかっているのよ!
(だってこだわりなんかないし、
とらわれていない上級者)
という思考の流れだろうか

負けず嫌いぶりにびっくりした
勝ち負けでないところでも
勝ってこようとする意欲
すごいな
貪欲だ

全体を把握しているらしいから
牙をむきだしにするのはためらうんだろうな
それが余計な指導になってしまうのかな
コントロールは真面目に迷惑です。
私なんかほっといて
家族や部下をご指導ご鞭撻してあげてくださいよ。

うっかり発言に気をつけよ
と今年のおみくじに書いてあった
失言って怖いもんだ
肝に銘じよう。
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by sonoheso | 2012-01-23 13:36 | 考える筋トレ部

パンドラの底の青い鳥

これを手放したらやばいと思ったものが
最後の鍵となっていて、
外したらば楽だった。

幸せなうちはたくさん持っているようで
迷って不満を言って
たくさん失って不遇になって、
持ってるのは実は一つだけだったと気づく。

希望は寂しいところにあって輝くのかも。
by sonoheso | 2012-01-18 20:01 | 考える筋トレ部

有言実行の母という生き物


正月早々、祖母が逝った。
我が家に来て二年三ヶ月、大往生だった。
末っ子の母にとって自分の母親を介護するのは全くの想定外で、ずいぶん大変だったと思う。

母と祖母は今でいうネグレクトっぽい関係で、母は祖母に何かしてもらったと思っていない。母は祖母に昔の恨みを吐き出し、祖母は何度も母に謝る。

 祖母はたいへん変わった性格で自分勝手だ。
医者から水を飲み過ぎるなと止められていても自分で飲みたいから飲む。
勝手に家を出る。
祖母がいるときは水場はすべて縛られ、トイレも玄関も施錠された。

我が家に来たときはまともに歩けなかった祖母も母の食事のおかげで健康的な体型になり、水を狙って走れるくらいになった。
自分で顔を洗い髪をとかせるようになった。
デイケアのカルタ大会ではいつも一番で誉められる。

この冬、誤嚥性肺炎になり入院した。
頑張り過ぎる母を警戒して家族でローテーションを組んでお見舞いにいく。
膿がとれて肺炎は治ったけれど、祖母はものを飲み込む力が衰えていて、医者に胃ろうを勧められた。

胃に穴をあけてチューブで栄養をとる胃ろうにしないと退院できないので胃ろうにすることになった。
それから母は毎日病院に通い、胃ろうのケアや吸引の方法、床ずれの手当を看護師さんから習った。

体育会系の母は全力で覚え、寝たきりの祖母を自宅介護するための準備を整えた。
大きなベッドが入り、吸引器や液体食を吊すためのフックが用意された。
気分がいいようにとオレンジの精油を香らせや消臭の為の炭も箱買いだ。

鶏ガラのようになった祖母が自宅に帰ってきた。
もともと独り言が多かったが、今ではボリューム調整ができず、一日中大声で何か言っている。
訪問のお医者さん、看護師さん、ヘルパーさんのスケジュールが綿密に組まれた。
いつもの家事に祖母の介護が追加され、母の毎日は過密すぎる。私も手伝うけれど仕事があるから気休めみたいなものだ。
家に帰ってきて四日目の朝、祖母が死んだ。

祖母が入院する前から母は言っていた。
「婆さまが死んだらば、婆さまグッズはすべて捨てる。再出発だ」
着の身着のままできた祖母に母はデイケアに通うからと新しい洋服を買った。
最終的には母より衣装持ちになっていた。
寝たきり介護の為のグッズもずいぶん買っていた。

祖母が逝った日の午後、母は大掃除するみたいに祖母の持ち物を整理した。というか捨てた。
有言実行。ゴミ袋九個にもなった。

生活力の基礎が違う、という言葉を読んだとき
母が浮かぶ。
祖母を引き取るときは「我が娘も介護を知るのにいい教育だ」
弱った祖母を元気にするためのあれこれを「自分が老人になったときに役立つ」
入院したらば「家にいない分、楽をさせてもらっている」
胃ろうになったらば「ミルクのみ人形みたいでチューブをつなぐのがおもしろい」
寝たきりなのに元気にわめく祖母に「こんだけ元気があれば老人ホームにも入れるな」

常に今しかない。
今やることを順番に片づけていく。
疲れて不機嫌になるけれど、なんとか合理化の方法を探す。
新しい状況の面白味を見いだす。
終わった過去やこない未来を思い煩わない。
とりあえず今、なにをするべきか。
それだけ。

やりきったから後悔もない。
「私が看取ったし、自宅で息を引き取った。婆さまも満足だろう」
といって、祖母のものをゴミ袋に放り込んでいく。
無駄なものは家に置かない主義だから、亡くなった人のものも処分する。

そうして訪れた久しぶりのゆったりした時間に
「これも婆さまの介護をしたから味わえるありがたさだ」
といって寝っころがってテレビを見ている。

現在しか生きていない。
やるべきことをやっているだけ。
言ったことを実行する。
生活するものの強さはどんな状況にあっても
強さとして価値は変わらない。
我が母ながら本当にすごいと思う。
by sonoheso | 2012-01-17 19:31 | 考える筋トレ部

心の消化器官

小説・詩・読み物


ズーニーさんの今週のコラムで紹介されていた
読者のマイさんのメールの
「むきだし」「やっと手に入れたものは大事にする」「簡単なものはすぐほどけてしまう」
を読んで、激しくうなずいた。

誰かの主催したイベントで「これくらい」の会話は空しい
自分が声をかけて集まった仲間と「むきだし」で話す会話は刺さって抜けない
次の日も一週間後でも思い出して考え込み
相手にまた会いたいと思う。

この「むきだし」の会話が刺さるのは
どこなんだろう? と思ったとき
ああ、心の消化器官だ、と思った。
心の消化器官を使って、
相手のいった言葉を受け止め咀嚼する
どうして、なんで、相手はこれを言ったのか
私の心にこれが刺さったのか
一生懸命働かせる。
相手をわかりたいから
そこに何かがあるから。

「ともだち風味」の関係での
あたらずさわらずの会話
それはお仕着せの加工品の会話だ。
だから、理解するのは容易だけど
心の消化器官は使わない
ジャンクな栄養はかえって体を疲弊させる
だから「ともだち風味」に身を置くと
後悔し、寒々しく弱っていくと感じるのかも

「むきだし」の関係は掘り出されたばかりの野菜や
みたこともない魚介類みたいなもの
未知の食べ物ではおなかを壊すかもしれない
でも、とんでもなくおいしい栄養豊富なものかもしれないどちらかわからない
だから鍛え上げた消化器官で挑んで確かめる
それと同じように人間関係を消化する

おなかが強い人と弱い人がいるみたいに
心の消化器官も
弱い人と強い人がいて
強い人はこのノンアルコール社会で
むき出しで未知の会話や人間関係に
飢えているのかもしれない
とふと思った。
by sonoheso | 2011-12-15 18:20 | 考える筋トレ部

話を聞いて返す時~本質と要約

小説・詩・読み物


目の前の相手が何を言っているか
一言にまとめよう!
と思うとより真剣に聞ける

退屈な講演会(壇上でスーツの人が滔々と話している)
でも結構有効

この人は何を話しているんだろうか?

誰でも格言になることばかりは話せない
というかそんな話聞きにくいだろうし
芸術家とか詩人ならありえるのかな?
でもそれはまた世界が違う
ぜんぜん別のフィールドのおはなし
ただ、どんな人だって
ぎらりと胸にひっかかるフレーズがある
見逃せない言葉がある
善きにつけ悪しきにつけ
それを聞くと
以前の自分ではいられなくなる

このひっかかりを相手に伝えれば
たぶん深いコミュニケーションの始まり
そのとき私がしがちな間違いは
ぎらりと胸に引っかかるフレーズでも
その話の要約、要点を渡してしまうこと
本当はぎらりからもう一歩踏み込んで
なぜ、私はその言葉によって
以前の自分でいられなくなったのか
その本質を伝えないと
ちょっぴり無駄足

要点だけだと
相手は「ふーん。話を聞いてくれてありがとう」
それはそうだ。
要点だもの、相手の投げた球だもの

本質ならば
相手は「は! どうしてそう思ったの? なんでわかったの?」
通行路ができる。
それはそうだ。
私が穴掘りして
あなたと私をつなぐトンネル
を見つけだしたのだから

ちょっと覚えておこう
要約でなく本質
ちょっと大変だけど
伝えるのはいつも大変な作業だ
by sonoheso | 2011-12-13 19:30 | 考える筋トレ部

キズパワーパッドな人の使用期限

小説・詩・読み物


弱って傷ついているとき
ばしっとした人と会うのはきつい

正論でまっすぐで進んでいる

ああ、すごい
と思うけれど傷がじくじく膿んでいるから
近寄れない
ううう、意気地なしでごめん、と思う

ところがそれが他人だと
なんでそんな甘やかすような人のところへ行くの?
本来の力を考えたら
そんな甘やかしは後退でしょう?
って思う。
我ながらおっかない

よくよく見れば
傷ついたあの子は
なんでも受け入れて、うんうん言って
自尊心を傷つけず、見捨てない相手の前で
自分の傷をかばいながら
回復の道を探している

そこでようやく自分の体験に思い当たり
ああ、これは回復するためのリハビリなんだね
と思う。

キズパワーパッドみたいに
外界の刺激から自分を守る
自己治癒のためにはそれが必要
キズパワーパッドみたいにふんわり優しい人は
生きるクスリだな

キズが治ったら
キズパワーパッドはもういらない
傷ついていた当時みたいに
ぴったり張り付きあえない
でもそれは成長なんだろう
疎遠になったことはお互いにとって
きっといいこと

癒えた箇所にいつまでも張り付けていたら
今度はトビヒとか別の病気になってしまう

優しくすべてを肯定してくれる相手
違和感があるのに側に置いておく
優しさが依存へとかわり
肯定が支配へとかわる
放っておけばおくほど
根の深い病になる
前に進んでいるはずなのに
キズは治ったはずなのに
必要な相手なのに、支えてくれた相手なのに
どうしてこんなに苦しいのだろう?

卒業しなくては
もう、キズのあった当時の自分ではない
甘い甘いあまやかしは私を溶かす毒になる
この人が悪い訳でもないし
私が悪辣な訳でもない
ただ時期が去っただけ
これを無視すると二人とも迷宮から抜け出せなくなる
今度はどんな治療が有効だろう?
確かなのはキズパワーパッドじゃ無理ってこと

関係性は変わる
適正距離も変わる
現状を変えるのは恐ろしいけど
でも、一歩外へ出ないと
by sonoheso | 2011-12-12 20:34 | 考える筋トレ部

本物を手に入れるために一歩前へ出る勇気

小説・詩・読み物


そこまで親しくないメンバー内で
新しいイベントを提案するとき
気が重い
重いけど、思いついたのだからと
目立たないようにそーーっと提案してみる

別に攻撃する人なんかはいなくて
好意的な反応だったり
さらなる提案が返ってくる
興味のない人は無視するだけ

私はなにに対して気が重かったのだろうか?

拒絶が怖い
そんなイベントがしたいの?とバカにされるのが嫌だ
一人だけ張り切ってて気持ち悪いと敬遠されたくない

自分を守っているのだ
自分を守って相手を妄想の中で悪者にしている
いや、悪者というと言葉がきつすぎるかな
相手を通じあえない異物と思いこむ

イベントについてさらなる話をして詰めていくとき
「わたしもこういうテーマでやってみたいと考えていた」
「こういう発想は自分もあったけど行動に移さなかったよ」
と言われる。
それも、何人もの人に

じゃあ、やれよ。
と行動に移した私は思う。
やればいいじゃないか、簡単だよ
と、提案するときあれだけびびっておきながら思ってしまう。
行動しなかった人たちはなにが障害になったのだろう。
能力もあるし、努力家だし、人の話をよく聞く。
こんなイベント簡単に思いつくだろう。
でも、実際に行動したのは私だけ。
なにが違う?

否定されるかもしれないというリスクをとらなかった。
思いついて、それを心の内で弄んでいるうちは
誰も傷つけない、何の評価もされない安全な世界
でも、それをいったん外に出すとなれば
批判や無理解にさらされることも覚悟しないといけない
その厳しい世界に飛び込むのをためらう
能力ある人なのに勇気がなかった
それだけの違いだ

思うこと、考えつくことはいっぱいあるのに
それを外に出すことを恐れる
私もそうだけれども、でも深呼吸して「えいや!」と出す
出さないと後悔するとわかっているから

思いついているのに
「まだ資料が集まってない」
「構想が甘い気がする」
とか言い訳して形にしないでいたら
よく似たアイディアのよりすばらしいものが世に出る

心臓が締めつけられるくらいの後悔だ
わかっていたのに、なぜやらなかった
これでもう、このイベントは私はできない
やるとしたら抜本的に変えないとだめだ
さようなら、私のアイディア

だから、出す。
固め整えていくのは後からでもできる。
まずは思いを表に出さないとはじまらない。

ズーニーさんコラムの「今、リスクがあっても手にしなければならない本物はなんだろうか?」
を読んで思った。
私の場合はリスクがあっても手にしなければならないのは
思いつきを外にさらす覚悟だ。
そうしなければ二番煎じを苦々しい思いで受け入れるか
他人のアイディアにのっかるだけの虚しさを味わうことにある。

もちろん先達の意見を学ぶことや
他人立案のもので、どう関わっていくか考えることも大事だ。
けど、自分がわかっていた、思いついていたのに
勇気がなかったからやらなかった
その状況が嫌なのだ。
偽物の自分で世界へ関わっているようにさえ思え
力が抜ける。

本物は、本物の感情を素にしないと手に入らない。
何度も失敗して、これだけは確かかな、と思っている。
by sonoheso | 2011-12-08 14:53 | 考える筋トレ部

静かな青い炎と荒れ狂う赤い炎

小説・詩・読み物


呼びかけても反応が返ってこない
無視
なかったことにされる
冷たい冷たい感情
でもこれは私自身に向けられているものと
ちょっと違う
第一、彼女と私の間にそれほどの積み重ねがない
ここまでの温度を生む理由がない

なんで?

同じような呼びかけを男性がする
甘い、とろけるような応対
本当に可愛らしく相手に寄り添う
同じ人なのにこの違い

なんで?

しばらく見ていたら、
彼女の反応はおもしろいくらい二つに分かれている
ひややかな拒絶はおせっかいな女性へむけて
とろけるような甘えは頼りがいのある男性へむけて
でもおせっかいも、頼りがいも同じもの
同じ呼びかけ、発している人の性別が違うだけ

個人がどうのと言う前に
性別でくっきり分けている
彼女にとって女性は憎むべき存在なのだ
静かな炎がゆらゆら燃えている
姉、母、身近な女への憎しみが根底にある
「あなたは私を裏切り、コントロールしようとした」
決して許さない
もちろん表面上はにこやかに女性に接する
でも彼女の世界には本当の意味で女性は存在しない

ふとしたときに女性に対して厳しく、辛辣になる
それは自分を守るためなんだろう

男性は自分を守ってくれる
だから基本的に心の扉をオープンしている
甘えることに躊躇がない

それはとても愛らしい
赤ちゃんの無条件の信頼と同じ
もちろん男性はそれに逆らえない
頼られる行為はプライドをくすぐる

か弱い彼女の観念は強化されていく
男性は味方。女性は敵

か弱い彼女と正反対の女性がいる

手強い彼女は張り合うことがやめられない
社会に、敵に、実績に、
なにより男性に
自分の優秀さを証明しようとする
痛々しいくらいがんばる
誰も手強い彼女を責めはしないのに
彼女はどんな場面でも最高であろうとする

そんな手強い彼女は女性に対して
やさしい
助言や楽しみを共有する。
気づくまで待ってあげる

一方、男性に対しては厳しい
常に自分の能力との優劣をつけようとする
男性が間違いに気づくのを待てない、幻滅する
容赦ない言葉でやりこめてしまう

手強い彼女は傷だらけで社会と立ち向かう
本当は誰かに守ってもらいたいのに
自分を預けられるだけの相手がいない

女性に対しては自分が庇護者となり
男性はいつも点が足りないから任せられない

手強い彼女は闘技場の獅子のように
男性をかみ殺してしまう

根底には男性への絶望があるのだろう
燃え盛るような地獄の炎
兄、父や身近な男は彼女を守らなかった
理想像を期待し続けたり、
借金や約束を破る行為で
彼女を裏切り続けた
だから彼女には強くなる選択肢しか残されていない

手強い彼女は心に高い城壁を気づき
トゥーランドットのように無理難題を突きつけ
救い出してくれる男性を待っている
でも、自分をかみ殺す女を誰が救うというのだろう
男性は恐れ、近寄らない
その激しさに共感する女性だけが彼女に
近づき、慰められる

二人とも動けない
二人とも人と関わってるけど苦しそう
でも表面は一見穏やか
だからこそ内面で燃え盛る炎は激しい

か弱い彼女のあり方も痛々しい
女性に敵を作り続け
きっと男性を喰い散らかす
「愛情」という餌で男性を釣り、
足りない足りないとハードルをあげ
何人もの男性を振り回す
きっと男性の愛で彼女の飢えは満たされない
女性との対決、コントロールからの離脱
本音の表明がいる

手強い彼女のあり方も痛々しい
男性をぶち殺し続け
おそらくは他の女性に引け目を感じ続ける
女性としての責務、結婚、出産、子育てという共同作業
それをこなせない自分に腹を立て
責務をこなす女性の背中を見て打ちのめされる
男性との和解、あきらめるという譲歩
正当な怒りの表現がきっと必要

正反対だけど
根底は同じ
私も同じ
個人でなく、
もっと奥にある男性性、女性性
それらはちゃんと取り扱われているだろうか
by sonoheso | 2011-12-07 16:45 | 考える筋トレ部

伝える言葉の強度

小説・詩・読み物


本当のことならば
いくらでも伝えればいい
そう思うんだけど
大事な芯に近すぎると
相手はびっくりする
静電気にふれたみたいに
驚かせ、拒否されてしまう

大事な芯が語る私自身のことならば
相手にはそこまで差し迫った痛みではない
むしろ芯をむき出しにした勇気に感動する

大事な芯が第三者のことならば
ほほう、そんなこともあるのかい
とばかりに感心する
ちょっぴり批評家気分で
なにか意見を述べるかも

でも大事な芯が相手自身のことならば
話は別

痛い、おびえる、遠ざかる

勇気がある人ならば
自分がどうしてそんなビビットな反応をしたのか
一人になったとき点検する
そうして腑に落ちたとき
「ありがとう」って感想を伝えてくる

臆病者ならば
逃走して、言い訳して
近づいてこなくなる
そして、こちらを人生から閉め出す

鈍感な人ならば
こちらを攻めてくる
「そんな、あなただってこんなところがあるじゃない!」
「これくらいでそんな言われ方するんなら、私はなにもできないわ」
「厳しい人で、きついね」

そうですね、そうですね。
思いもかけず、刃になってごめんなさい。
準備もできていないのに
柔らかいところへ言葉を投げてしまった。
目もまだあいていないような赤子なあなたに
世界はまだ濃すぎましたね
目を瞑っていてください。
そして、いつか時がきたら思い出してください。

まあー、思い出さないだろうけどね。

言葉の強度を考える

この人はどれくらいの強さに
堅さに耐えられる?
この話題には
どれくらいの強さで出せば
きちんととどくだろうか?

バランスだ。
相手を見極めてバランスをとって
渡していくしかない。

そのバランスをとるのは難しいけれど
これを怠ったらば
孤島に追い込まれるだけ

強く堅い言葉を受け止められる人もいる
そういう人とのつながりは
それだけで幸せだし
ともに過ごすだけで成長させられる
いいもんだ

そのいいもんを胸に抱いて
優しく柔らかい言葉もうまく使いこなしていけばいいね
by sonoheso | 2011-12-06 14:49 | 考える筋トレ部
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